特定技能の需要高まる!新しい年度の始まりに大きな目標を持って挑みましょう!

外国人労働者特定技能特定技能「介護」支援活動 2024.04.26

特定技能の需要高まる!新しい年度の始まりに大きな目標を持って挑みましょう!

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新年度のごあいさつ

読者の皆さんこんにちは、介護特定技能研修講師・主任ケアマネジャーの田端です。

今月もこの文章を読んでいただきありがとうございます。

桜の開花バトンが北海道まで渡りました。みなさん花見は楽しまれましたでしょうか?

そして、4月は新年度の始まりです。

新入社員の方、ご入社おめでとうございます。新入社員を迎えられた側も研修や教育プログラムなど慌ただしい時期だと思います。

おかげさまで私が経営する居宅介護支援事業所かなめも4月より新たに2名の従業員を迎え、ケアマネジャー総勢12名の体制となりました。規模でも活動量でも北名古屋市ナンバーワンの居宅介護支援事業所を目指して挑戦を続けていくことを年度の変わり目に新たに誓いました。

みなさんの今年度の目標は何でしょうか?今年度も張り切っていきましょう!

私達の目標はこのコラムの最後にお伝えしたいと思います。

特定技能制度が中日新聞の記事になりました

ご覧になった方も多いのではないでしょうか?

最近の制度の変更点やこれからの期待や懸念も取り上げられている記事でしたので改めて振り返りの意味も込めて簡単にご紹介したいと思います。

これまで、外国人材の受け入れの中心であった技能実習制度の廃止が決まりました。一方で、政府はこれからの5年間で特定技能での外国人労働者の受け入れを82万人へ倍増させる方針です。

特定技能は特に働き手が足りない介護・建設などの12分野に限定して2019年4月に創設された在留資格です。

「1号」は最長5年の期限があり、「2号」はより習熟した技能を条件に家族の帯同と事実上の永住が可能となっています。

技能実習制度との違いは、転籍の自由があることです。

特定技能導入時は2号の対象を建設と造船・船用工業の2分野に限定していましたが、人手不足が進む経済界からの要望を受け入れた形で、2023年8月に他分野にも拡大され、全分野で永住の道が開けました。

各業界で2号試験が実施されていますが、試験の頻度や日本語要件などで分野ごとにバラつきがあります。

全分野に永住や家族の帯同の道が開かれたことで、従来の特定技能の対象12分野のうち唯一2号がない介護業界の懸念は深刻なものになっています。

介護は、在留期間に上限がなく家族と暮らせる在留資格「介護」があるので、特定技能2号の対象から除外されています。

「介護から他業界に人材が流れる可能性がある」と危ぶむ人もいます。

介護ビザの取得が難しいので、特定技能2号を他分野で取得し介護以外の働き場で就労することを選ぶ人も出てくるのではないかということです。

介護ビザの取得には、介護福祉士国家試験に合格する必要があります。

他分野は1~3カ月に1度試験がありますが、介護福祉士国家試験は年1回(毎年秋頃申し込み開始、1月後半に開催)です。

1号の在留資格は最長5年なので働きながら介護福祉士国家試験に合格することが難しく介護ビザの取得を途中で断念する人も多い現状があります。

「介護は、接し方によっては高齢者の尊厳を傷つけるし、命に関わる仕事。即戦力としてだけでなく、ちゃんと技術を身につけた人に残ってもらいたい」という意見が施設運営に携わる人から聞かれます。

日本で介護の仕事に携わりたいと思って入国してくれた人がご自分の希望通りに介護の分野で活躍できるように、これからも多方面でサポートをする必要があると記事を通して改めて考えました。

特に介護福祉士を取得するにはどんな勉強をしたらよいのか?という就業後の質問が増えてきています。私達も外国人向けの実務者研修を開催してくださるスクールと協力体制を敷き、在留期間とこれまでの介護経験のヒアリングから介護福祉士取得までのキャリアパスを本人と一緒に考えるアフターフォローにますます注力していきます。

勉強会もリニューアル中!

3年目に突入した介護の勉強会、現在内容をさらに充実させるべくリニューアルに取り組んでいます!!

おかげさまで最近は受講者数も増えています。

始めた頃は2,3名でしたが、今では20名に届こうかという勢いで参加者が増えています。

それだけ特定技能で介護の仕事に就きたい、日本に行きたい、というニーズが高まってきているのも感じています。

従来の勉強会の内容に加え、介護現場で使われている独自の日本語=「介護の日本語」の習得や、介護の仕事の「心構え」について、さらに介護の仕事をする際のちょっとしたテクニック(メモの取り方など)にもフォーカスした内容に改訂しています。

受講生が実際の介護現場で戸惑いなく介護の仕事ができるように、言語や心構えなども知っておく必要性が高いと感じ取りました。これは約2年間、毎月2回の勉強会を定期開催してきた中で受講生からの意見や反応を感じとってきたリアルの感触を大事にしています。

この勉強会で学んだ外国人の皆さんは必ずや介護の現場で即戦力として活躍してくれると確信しています!

続々と来日しています

この勉強会で数ヶ月間学び、その後いよいよ来日し、介護の仕事を開始する方が今月も大勢いらっしゃいました。いつもzoomの画面越しにお会いしていた方と直接対面する瞬間は何回体験しても言葉にならない感慨に包まれます。

みなさんの素敵な笑顔、これからの日本での生活への期待にあふれた表情を見ることが何にも代え難い私のモチベーションになっています。

サポートの方々やご本人はこれから数日間は引越しのお手伝いや各種手続き、勤務先への挨拶など慌ただしい日々が続きますが各国の外国人スタッフが多数在籍する私達の強みを充分に発揮して不安なく過ごせるよう取り組んでいます。

「一燈照隅万燈照国」(いっとうしょうぐうばんとうしょうこう)。

「一隅を照らす光が集まれば、その光は国全体をも照らすことになる…」という意味の言葉です。

日本の介護現場を私達の活動で「助ける、支える、未来へつなぐ」という少々大きな目標を抱きながら、さらに前に進めていきたいと思います

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