ネパールカレンダーの不思議な魅力！

年始のごあいさつに代えて

読者の皆さんこんにちは、介護特定技能研修講師・ケアマネジャーの田端です。
令和6年1月1日に発生した能登半島地震でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。また、被災された皆様にお見舞い申し上げます。 避難されている皆様は今も寒い中の避難生活となり、大変な環境で過ごされていることと存じます。一日も早く平穏な日常を取り戻し、被災地が復興しますことをお祈り申し上げます。 被災した中で、医療・福祉・介護に携わられている従事者の皆様、どうかご自身のお身体も大切になさってください。同じケアマネジャーとして現地のケアマネジャーのことを思うと胸が痛みます…

ネパールカレンダー

先月もお話ししましたが、お正月という儀式の国の違い、文化による捉え方の違いについて考えていました。 日本のお正月は、特別で伝統的な行事がたくさんあり、毎年12月から1月にかけては慌ただしく過ごしますが、ネパールでは、この時期はごく普通の日々ということにまず驚きました。 ネパールは西暦も使用されていますが、『ビクラム暦』という独自の暦を使っているので、公式には毎年4月の半ばに新年が始まります。ネパールにはさまざまな民族が暮らしているので、民族ごとにそれぞれの暦があり夏以外はどこかの部族の新年が始まるらしいです。 新年の日は祝日になっていて、家族で集まり新年を祝うパーティーやピクニックなどが行われたり、早朝にお寺にお詣りに行って自分と家族の健康のために祈るそうです。日本の初詣に似ていると感じますが、ネパール人は熱心なヒンドゥー教徒が多く毎朝夕にプジャ（お祈り）をされているので、その延長と考えられているようです。 新年に対する思い入れは日本ほどないのが実情のようですが、ダサインやティハールなどのお祭りの時期が日本のお正月のように大切にされているようですね。 皆さんは、ネパールカレンダーをご存じでしょうか？ネパールでは西暦も使われていますが、『ビクラム暦』という独自のカレンダーを使っているのはさきほどお伝えしましたね。暦には、太陽暦・太陰暦・太陰太陽暦などがありますが、ネパール政府公式の暦は「太陽ビクラム暦」です。お祭りや宗教行事は「太陰太陽ビクラム暦」で日にちが決まります。なので、西暦の4月の半ばを新年として、ひと月の日数は29～32日の月があり、年によって月の日数が違うので西暦とはずれが生じます。 また、お祭りや宗教行事などは、基本的に月の動きに合わせた「太陰太陽ビクラム暦」で日にちが決まるので、西暦換算すると毎年日にちが前後します。 2つのビクラム暦に加えて、観光業に携わる人たちや都市部の人たちは「西暦」も使っているので、それぞれ日にちが異なる3つの暦を使い分けているそうです。 西暦に慣れている私はこんがらがってしまいそうですが、ネパールには2種のビクラム暦と西暦の3つすべてが載ったカレンダーが販売されています。そして、現代ではビクラム暦の携帯用アプリもあるとのこと！ 諸外国に働きに出ているネパール人もたくさんいるので、3種類のカレンダーを同時に見ながらネパール国内にいる家族や知人と連絡を取るそうです。アプリは便利ですね。 西暦2024年の今年はビクラム暦で2080年の途中ですが、2024年の4月13日にビクラム暦2081年の新年を迎えます。

介護福祉士国家試験開催迫る

いよいよ介護福祉士国家試験が行われます。今年は1月28日日曜日に開催されます。 冬の寒さが厳しくなってくると試験会場まで緊張しながら移動したあの日のことを私も思い出します。 試験当日は長丁場なんです、午前の部は10:00～11:40の100分間、午後の部は13:35～15:35の120分間。合わせて220分間（！！！）の試験時間です。 午前の部では、3領域8科目61問。午後の部では、2領域5科目64問。計125問が出題されます。 筆記試験の解答方法はマークシート方式で5つの選択肢から「正しいもの」及び「最も適切なもの」等を1つ選びます。 合格点数は、総得点の60％程度で、問題の難易度により加減した得点が合格基準点とされています。試験科目が13科目ありますが、どの科目においても1点以上とれないと不合格になります。（※この点が以前お伝えしたように変更になる予定です） 受験生の皆さん！試験当日は、試験会場に入室時間の30分～1時間前には到着しておきましょう。慌てることなくリラックスして試験に臨めるようにしましょうね。特にトイレの場所のチェックと寒さ対策は重要ですよ！厳しい冬を乗り越えて、合格発表は3月25日月曜日です。 今年も多くの介護福祉士を目指す受験生の皆さんが合格され、介護の現場で活躍されることを期待しています。