ネパール・イタハリの小学校支援活動|教育環境の改善に向けた取り組み
2023.04.25
ごあいさつ
皆さん、こんにちは。私はネパール人のポデルナワラズです。
私の故郷は、ネパール東部に位置するイタハリという街です。
イタハリはネパールの東部にある街でインドの国境に接しており、首都カトマンズからプロペラ飛行機で約4時間ほどで到着する場所にあります。
今回は、私がイタハリに一時帰国した際に行った活動について、皆さんにお伝えしたいと思います。
地元小学校での支援活動
5年ぶりに故郷イタハリを訪れた私は、家族や友人との再会に心が躍りました。日本のNPO法人『ボールひとつが繋ぐ縁』の協力で、地元の小学校に寄贈した教材やスポーツ用品、そして楽しい時間は子供たちの大きな歓声を呼び起こし、私たちも大変喜びました。
イタハリが位置する東部地域は、経済的には発展していないと言わざるを得ません。家庭の環境や経済的な問題により、設備の良い学校に通えない子供たちが多くいます。教育環境の改善に向けた取り組みが求められており、地域社会や政府、民間団体などが協力して、教育支援や職業訓練などを行うことが必要です。また、海外で働くことを希望するネパール人が多いことから、ネパール政府は、国内に雇用を生み出す政策や、教育や職業訓練の充実などにも取り組んでいます。
小学校への支援活動を通じて、多くの子供たちと出会い、彼らの未来に向けた取り組みを支援することができました。今後も、地域社会や政府、民間団体などと協力して、教育環境の改善や、子供たちの未来に向けた取り組みを推進していきたいと思います。
ネパールの日本語学校で特定技能セミナーを行いました。
日本の留学史において、最初に海外に派遣されたネパールの学生が日本に留学したのは1902年のことでした。そして現在、日本に留学している外国人の中で最も多い国籍は、中国、ベトナムに次いでネパールとなっています。ネパールでは、留学先に選ぶ国はオーストラリアに次いで日本が多いようです。このように、日本とネパールは文化や宗教の面で多くの類似点を持ち、心情的にも似通っていると考えられます。
日本に留学を希望するネパールの学生たちに特定技能についての説明をすることで、彼らの日本で働く興味を引き出せたようです。どのような業種で働けるのか、給料の相場や日本での生活環境について話をし、興味深く聞いてくれました。しかし、日本で働くことは大きな決断であるため、慎重に考える必要があるということも伝えました。
ネパールと日本は、宗教や文化の面で深いつながりがあり、両国の関係が今後も発展することを願うばかりです。
留学生たちが特定技能について学び、その経験を活かして、日本とネパールの関係がより一層深まることを期待しています。