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2025.08.27
介護
特定技能「介護」
特定技能研修について

真夏の現場で、大切なのは「人」と「気温」の見守り!

季節のごあいさつ

8月に入り、日本列島は連日猛暑が続いています。

現場で働く皆さまにとっては、まさに体力勝負の季節。

冷房の効かない移動中や入浴介助の際など、汗だくになりながらの業務が続いていることでしょう。

外国人スタッフにとっても、日本の「高温多湿」は初体験の方が多く、体調を崩しやすい時期です。

特に暑さへの耐性は個人差が大きく、言語による体調不良の申告も難しいため、注意深い観察が必要です。

 

この時期は、

  • 業務中のこまめな水分補給
  • 休憩の時間確保
  • 「今日は暑いね、大丈夫?」というさりげない声かけ

といった日常的な配慮が、事故防止にもつながります。

 

利用者の様子だけでなく「一緒に働く仲間の体調も見守る」ことを、チーム全体で意識したいですね。

熱中症対策をわかりやすい日本語で伝えられますか?

熱中症の予防や対策について、外国人スタッフにどのように説明していますか?

専門的な日本語や漢字ばかりの資料では、理解が不十分になることもあります。

例えば、「脱水症状」や「倦怠感」といった言葉は難しくても、

「汗をたくさんかいたら、水をのむ」、 「体がだるいとき、すぐ言ってください」

というようなやさしい日本語に置き換えることで、伝わる確率はぐっと上がります。

 

また、以下のような言葉の工夫も有効です。

熱中症 : あつさで 体が つかれる  絵や写真で伝えると効果的かと思います。

熱中症になったら、どうする? → 水分補給 : 水を のむこと ”ポイントは「こまめに」”

 

熱中症かもしれない症状はなにか、

・倦怠感 : からだが だるい  ”「ねむい とはちょっとちがう」と説明”

・頭痛  : あたまが いたい

特定技能スタッフが熱中症の初期症状を見逃さず、自ら報告できる環境を整えることで、事故を未然に防ぐことができます。 

「伝えた」だけでなく、「伝わったかどうか」が大切な時期です。

外国人教育にも最適!見える化で曖昧さの排除を

外国人スタッフと働いていて、「言ったつもり」「理解したつもり」がすれ違いの原因になることはありませんか?

そんな時に役立つのが、「見える化」という考え方です。

 「見える化」とは、言葉では曖昧な内容を、目で見てわかる形にすること。介護現場では、以下のような場面で特に効果を発揮します。

 

よくある“曖昧”な指示とその改善例。

「〇〇さん、今日はちょっと元気がないみたいだから、気にかけてあげて。」

  • 曖昧な点: 「気にかける」という行動が具体的に何をすればいいのか不明確です。声をかけるのか、そばにいる時間を増やすのか、趣味の話をするのかなど、人によって行動が異なります。

    改善例:口頭での指示に「具体的な対応」を加える

    「〇〇さん、今朝から食欲がなくて、あまりお話もされていないようです。もし可能なら、食事の様子をいつもより丁寧に見てあげてください。

    もし半分以上残すようなら、〇時ごろに再度声をかけてみてそれでも食べないようなら看護師に報告をお願いします。」

    この改善のポイント:

  • 理由を伝える:「食欲がない」「お話されていない」といった具体的な状況を共有することで、なぜその指示が必要なのかがわかります。
  • 具体的な行動を示す:「食事の様子を丁寧に見て」「〇時ごろに再度声をかける」といった、誰でもできる行動を明確にしています。
  • 対応の基準を設ける:「半分以上残す」「それでも食べない」といった判断基準を設けることで、次の行動(看護師への報告)に移るタイミングが明確になります。

外国人スタッフにとって、「曖昧さ」は非常にストレスになります。

日本語の含み・察しの文化は、時に「言ってくれればできたのに…」という結果を招きがちです。

 

外国人教育での見える化活用法:

  • マニュアルを写真付きにする(例:排泄介助の手順)
  • 業務一覧をチェックリスト化する(終わったらを入れる)
  • 日々の指示を「言葉+掲示物」で伝える(視覚+聴覚)

 

「見える化」は、日本人にとっても業務の標準化や効率化につながります。

つまり、外国人教育ではなく、誰もが働きやすい現場づくりとして活用するのがポイントです。

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