主任ケアマネジャーの知識を活かし、さらに教育内容の充実を図ります

特定技能研修について 2022.09.21

主任ケアマネジャーの知識を活かし、さらに教育内容の充実を図ります

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ごあいさつ

読者の皆さんこんにちは、介護特定技能研修講師・ケアマネジャーの田端です。今月もこの文章を読んでいただきありがとうございます。
今私は主任ケアマネジャーという資格を取得するための研修に参加しています。少し主任ケアマネジャーについてお話をさせてください。

主任ケアマネジャーとは

主任ケアマネジャーとは、ケアマネジャーの上位職種に該当します。
ケアマネジャーの教育をはじめ、医療・介護保険サービスとの連絡や調整の円滑化など、ケアマネジメントの質を高めるために2006年から設けられた職種です。2018年度介護報酬改定からは、この制度を重視し、「ケアマネ事業所の管理者は、必要な研修を受講した『主任ケアマネ』であること」との要件が設けられています。
また、居宅介護支援事業所における特定事業所加算取得についても要件として1名以上の主任ケアマネの配置があります。

こうした理由から私が経営する居宅介護支援事業所のレベルアップを目指して主任ケアマネ取得の勉強に励んでいます。
実はこの勉強の内容は主任ケアマネジャーとして他のケアマネジャーの相談に乗る、教育を行うという内容が多く、講師をやっていることと非常に近いと感じました。その中でも特に「気づかせてあげる姿勢」が教育には大事だと学びましたのでこれを活用しさらに私自身の教育手法を充実させていきたいと思いました。

シーズン2終了

5月から始まったシーズン2も今月で終わりを迎えます。この3か月の間にもたくさんの方が就職が決まり、ここで学んだ知識を持って介護の仕事をスタートさせています。少しでもこの勉強会で伝えた知識が現場で活かせる瞬間が多く現れることを願うばかりです。

シーズン1、シーズン2と試行錯誤してきたおかげで教育のコンテンツもかなり充実してきたと自負しています。シーズン3からは距離的な問題でオンラインでの受講にも対応していくことになり、対面式とオンラインをハイブリッドに組み合わせた形式での開催となりより多くの方が参加できるようになりました。

そして新たなミッションとして、今私たちが取り組んでいるのは実際に働き始めて数ヶ月が経過した人たちへの講義も行っています。
これについてはただ介護の知識を伝えるだけでなく、実際に働いてみてどう感じたか、を受講生から引き出して共有し、改めて仕事のやりがいに気づいてもらいたいと考えています。そのためには私のこれまでの介護現場での経験を活かし、同じ目線で現場の仕事の嬉しいこと、辛いことを語り合うことで乗り越える勇気が湧いてきて欲しいと考えています。そして当初から目標としている3年後の介護福祉士取得へ向かっていく気持ちが強く持てるようにサポートしたいと考えています。

介護福祉士試験過去問題

勉強会に参加する方には仕事に就く前から介護福祉士取得への意欲が強い方とそうでない方に分かれがちです。それぞれの方への目標への意識付けとして考えたのが介護福祉士試験の過去問題を取り上げそこから介護の知識について説明すると言う内容です

介護福祉士試験の特徴として問題数が多く、出題範囲も幅広いことが挙げられます。
ざっと試験形式と内容について解説しますと、まず試験時間は 午前(10:00~11:50) 午後(13:45~15:35)と1日を通して実施されます。午前と午後合わせて3時間40分間なので体力と集中力を必要とします。出題形式はすべて五肢択一です。5つの選択肢の中から、「最も適切なもの」や「正しいもの」などの正解を1つ選ぶ形式です。

出題数は、4領域12科目と総合問題を合わせた13科目の範囲から全125問が出題されます。試験科目は13科目ですが、「人間の尊厳と自立(2問)」と「介護の基本(10問)」、「人間関係とコミュニケーション(2問)」と「コミュニケーション技術(8問)」の2科目ずつを、1科目群としてまとめて扱うため、科目群としては11科目群になります。

まだ仕事に就いていない方でも予習することでこれからの介護の仕事をイメージすることができる科目もありますし、介護技能評価試験の内容で既に触れている内容もあります。毎回一問だけ過去に出題された問題を取り上げ、解説することで試験の全体像をつかんでほしいという意図を持って取り上げています。

ハッピー・ラッキー・大好き

最後にコミュニケーション技術として勉強会で実践している内容を紹介したいと思います。

笑顔を作るためには口角を上げる必要があります、口角が上がりやすくなる魔法の言葉があります、それが「ハッピー」「ラッキー」「大好き」という3つの言葉です。よかったらみなさんも実際に声に出してみてください、どうですか?ご自身の口角が上がることを実感しましたよね?

無理に笑顔を作る、と言うと聞こえはあまり良くありませんが、同じ笑顔でも口角が上がっていると上がっていないのとでは印象が変わってきます。毎日仕事に入る前の表情の準備運動としておすすめしています。実際に講義でみんなでやってみましょう!と促すと発声と同時に照れ笑いや恥ずかしさからの笑いも出てきて勉強会の雰囲気がふっと和みます、そうしたアイスブレイク的にも使えるのでおすすめです。

これからの日本の介護は、日本人、特定技能外国人が心を一つに支えていかなければなりません。新型コロナウイルスが落ち着けば、恐らく外国人の介護職が急増します。
数を増やすだけでなく技術を伝えるだけでなく「心」を伝えて行きたいとあらためて考えました。
これからも私たちの試行錯誤の中から見えてきたものを発信していきたいと思います.

よろしくお願いいたします 。

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