やさしい日本語について学びました

介護特定技能研修について 2023.02.24

やさしい日本語について学びました

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ごあいさつ

読者の皆さんこんにちは、介護特定技能研修講師・主任ケアマネジャーの田端です。今月もこの文章を読んでいただきありがとうございます!

2月は28日しかないので一層慌ただしく過ぎ去っていく印象ですね、寒い季節もあと一息、みなさまは体調を保って無事に毎日を過ごせていますでしょうか?

私は1月からのスタートダッシュに気持ちが入りすぎたのか、身体が追い付かず体調が安定しない日々が続きました。反省すると共に改めて心身のバランスの重要性と、なにより睡眠が体調維持には欠かせないことを再認識しました。皆様もご自愛ください!

やさしい日本語

先日、介護の現場における「やさしい日本語」についての勉強会に出席してきました。

皆様は「やさしい日本語」をご存知でしょうか?

外国人とコミュニケーションを取るため、役所が外国人住民に生活の情報を出す時に使ったり、外国からの観光客にも使われています。

具体例として「避難場所」を「逃げるところ」と言い換えたり、「落下物に備えて頭部を保護してください」を「あぶないので帽子をかぶってください」と言い換えるのが具体例になります。

一文は短くする、外来語(カタカナ語)はできる限り使わない、文末は「です」「ます」で統一するなどの概要があります。

私自身も講師を務めるにあたり、わかりやすさ伝わりやすさと言うのは意識してきましたが、まだまだ改善の余地があるなと感じました。

ただでさえ日本人同士でも初めて耳にする言葉が飛び交う介護の現場。さらに言い換えや言葉の変換、伝わりやすさに主眼を置いた配慮ができるよう、言葉選びのスキルを磨いていきたいと思います。

「自立支援」について

毎月担当させていただいている初任者研修の講師で、今月から新たに自立支援についてのパートを担当させていただけることになり張り切って講義してきました。

介護における自立支援という考え方はとても大事な考え方です。

みなさんもぜひ考えてみてください、介護の仕事はサービス業でしょうか?そうでないならその違いはなんでしょうか?

自分の事が自分でできず困っている人を助ける仕事なら、求められることをやってあげることが最適解なのでしょうか?こうした疑問が浮かぶ時、この「自立支援」という言葉が出てきます。

「お世話介護」と「自立支援介護」という表現をすることができます。介護のプロとして自立支援を常に意識する必要があります。例えば食事が1人で食べられないなら、食べる介助をするだけなのが「お世話介護」です。そこに留まらず、どうしたら自分で食べられるようになるのか、を考えるのが「自立支援介護」となります。

産業ケアマネ

ケアマネジャーの新しい関わり方として今注目が集まっている「産業ケアマネジャー」について紹介させてください。

2017年に育児介護休業法が改正されました。仕事と介護の両立を可能とするための制度が整備され、国をあげて介護離職防止に取り組んでいます。介護をしながら仕事を続けていくことが難しい、という現状を、様々な取り組みや制度活用することで改善していかなくてはなりません。

それらをいかに活用し、介護保険制度を使いながら「介護と仕事の両立」を実現可能なものとするか、それを提案していくのが産業ケアマネの役割です。介護保険制度の知識を持ったケアマネジャーが、法律上の介護休業制度等や企業側の制度理解、助成金活用方法等の幅広い知識を身につけることで、介護離職防止の一助となることができます。

日本介護支援専門員協会の認定資格で、ワークサポートケアマネジャーという資格も誕生するなど介護離職防止の動きは大きくなりつつあります。

各地でフォーラムが開催されるなど盛り上がりを感じています、私も来月札幌で行われるフォーラムに参加して盛り上がりを肌で感じてこようと考えています。

自由とは

突然ですが、みなさんに問いかけます、「自由」とはなんでしょうか?

哲学的で一言では答えにくいかもしれません。

実は私のミッションとして「ケアマネジャーがより自由に働ける環境を構築する」という言葉を掲げています。それもあって少し自由という言葉の意味を掘り下げてみたいと思いました。

自由の「由」は「よる」「もとづく」という意であるから他に由らず、独立して、自存すること、即ち「自らにもとづく」「自らによる」ことが“自由”である。と定義されています。

仏教ではサンスクリット語[svayam(スヴァヤン)]の訳語で、独立自在である事、それ自体で存在する事を意味します。

すなわち自由とは自分で決断し実行することができる状態を指していると言えます。

自由とわがままは違う、と話していた先輩がいました、今はその違いを理解することができます。ケアマネジャーという仕事は他の介護の職種よりも決断し実行することができます、すなわち自由を感じることができます。そこに自信を持ってほしいし、ケアマネジャーの仕事の魅力としたいです。もっともそれを負担に感じる事もありますが・・自由にかかる責任の重さを自覚する必要があります。

みなさんは自由を感じながら仕事ができていますか?

 

これからの日本の介護は、日本人、特定技能外国人が心を一つに支えていかなければなりません。新型コロナウイルスが落ち着けば、恐らく外国人の介護職が急増します。

数を増やすだけでなく技術を伝えるだけでなく「心」を伝えて行きたいとあらためて考えました。

これからも私たちの試行錯誤の中から見えてきたものを発信していきたいと思います

よろしくお願いいたします 

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