Case Study

【特定技能外食】英語と関西弁が飛び交う道頓堀のラーメン店

グルンさん
ネパール / 男性
大阪府大阪市中央区/ アップロード株式会社
雇用者様からの声
  • お店のことを教えてください

    ゼネラルマネージャー
    らーめん亀王は、1996年に大阪市北区にて塩とんこつの専門店として創業しました。
    私たちアップロード株式会社は道頓堀店をフランチャイズ店として2009年9月にオープンをしました。
    当店は一日約400名のお客様がいらっしゃいますが、その9割が海外からの観光客の方々です。
    中国、韓国、欧州、アメリカなど、本当に様々な国籍の方が来店されます。

  • グルンさん達の入社後、店舗の様子はどうですか?

    ゼネラルマネージャー
    特定技能人材を雇用する前は、日本語を話せない外国人のお客様もいらっしゃり、メニューをご案内する際には、指さしや片言の英語で対応せざるを得ないこともあり、大変苦労していました。
    しかし、グルンさんたちが入社してからは、ラーメンの種類による味の違いやトッピング、サイドメニューに至るまで、英語で丁寧にご案内できるようになりました。
    その結果、お客様もストレスなく注文できるようになり、今ではネパール人スタッフの存在が、当店にとって非常に大きな支えとなっています。

  • 具体的に、グルンさんはどのような接客をしていますか?

    ゼネラルマネージャー
    お客様がメニューを決めかねている時など、グルンさんは積極的におすすめのラーメンを提案してくれます。
    例えば、女性のお客様には酸味がおいしいトマトラーメンを、日本ならではの味を求めているお客様には定番の亀王ラーメンを勧めていますね。
    また、チャーシューや煮卵などのトッピングや丼セット、サイドメニューではシェアしやすい個数なども細やかに案内してくれています。
    グルンさん自身が賄いで毎日食べるほどトマトラーメンが大好きなようで、その熱意がお客様にも伝わっているようです。

  • 特定技能のスタッフは、現在どのような業務を担当していますか?

    ゼネラルマネージャー
    道頓堀店には現在、育成も兼ねて数名の特定技能のネパール人スタッフを配置しています。
    彼らは入職から約1年で、接客、配膳、そして厨房補助の業務をしっかりと身につけてくれました。

  • 今後、特定技能のスタッフにはどのような業務を期待していますか?

    ゼネラルマネージャー
    日本人社員と同じように全ての業務ができるようになることを目指し、現在はメインのラーメン作りの練習を始めています。
    ラーメンを美味しく作れるのはもちろんですが、ランチタイムなどの忙しい時間帯に、各種ラーメンの注文をいかに段取りよくこなせるかが今後のポイントです。

  • 特定技能のスタッフの育成に関して、何か特別な取り組みはありますか?

    ゼネラルマネージャー
    私たちは、彼らが一人前に育つことで、各店舗への人員配置をより戦略的に考えられるようになると考えています。
    それが、今後の新店舗展開にも繋がっていくと。
    そのため、特定技能2号を取得して長く当社で働いてほしいという思いがあり、彼ら本人たちも取得を目指しています。
    今年の5月からは、事務所に特定技能で受け入れたネパール人スタッフ4名を集め、月に一度「ネパール会議」を実施しています。
    業務に関する内容だけでなく、日本語能力検定N3の取得を目指して、事前に宿題として渡した日本語練習問題の答え合わせや質疑応答の時間も設けています。

スキルド・ワーカー支援員からのメッセージ

アップロード株式会社様とは、特定技能制度の導入当初から外国人材の受入れをサポートさせていただいています。
ゼネラルマネージャーがお話しされていたように、らーめん亀王 道頓堀店様では海外からのお客様がほとんどを占めます。
言葉の壁がある中で、グルンさんをはじめとするネパール人スタッフの皆さんは、お客様と店舗を繋ぐ架け橋となり、スムーズなコミュニケーションを可能にしています。
彼らがお客様へ熱意を持っておすすめする姿は、まさに店舗の顔と言えるでしょう。

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