Lab
2025.08.01
介護
外国人労働者
特定技能「介護」
特定技能研修について
支援活動
その他

暑中お見舞い申し上げます!介護の未来のための行動が投票です

ごあいさつ 〜夏本番、体調管理にひと工夫を〜

全国的に本格的な夏の暑さが勢いを増していますね

皆さまの事業所では、暑さ対策や熱中症予防の工夫は進んでいますか?

特定技能で働く外国人スタッフにとって、日本の高温多湿な夏は想像以上に過酷な環境です。涼しい気候の国から来た方にとっては、体力的にも精神的にも負担が大きく、職場でのパフォーマンスにも影響を与えかねません。

こまめな水分補給の声かけ、エアコンの適切な使用、服装の自由度、そして「無理をしない」空気づくり。これらは日本人スタッフにも外国人スタッフにも共通して求められる配慮です。

また、日本語での「体調不良の訴え」が難しいケースもあるため、定期的なチェックインや非言語的なサインへの気づきも重要です。

この夏、スタッフ全員が安全かつ健康に働ける環境を、職場全体で見直してみてはいかがでしょうか?

選挙も大事!介護の未来も1票にかかっています

先日の参議院選挙の結果はどのように感じましたか?

政治の話は苦手という方もいるかもしれませんが、介護業界に関わる私たちにとって「選挙」は、けっして他人事ではありません。

介護報酬の改定、外国人労働者の受け入れ政策、在留資格の見直し、技能実習制度の再構築など、多くの制度や方針は国の方針で大きく変わります。

そしてその方向性を決めるのが、私たちの「1票」です。

 

特定技能外国人の採用に携わる皆さんは、日々「現場のリアル」に直面されていることと思います。

たとえば、

  • 日本語教育にかかる費用や時間
  • 在留資格の更新に伴う書類手続きの煩雑さ
  • 人手不足で研修時間が取りにくい現状

こうした課題を改善していくには、制度を動かす人たちに、私たちの声を届ける必要があります。

 

もし地域で介護・福祉に関心のある候補者がいれば、彼らの公約を読み比べてみましょう。

そして、自分たちの「現場感覚」が社会に反映されるよう、関心を持って選挙に臨んでみませんか?

未来の介護は、現場で働く私たちがつくるものだと思っております。

身体を表す日本語、いくつ言えますか?

〜介護に役立つ言葉の感覚を育てよう〜

日々の介護現場では、「身体の部位を正確に伝えること」がとても大切です。

たとえば、「右手」「左膝」「腰」「背中」「胸」「お尻」などは、移乗介助や清拭、入浴介助の場面で頻繁に使われます。

特定技能外国人にとって、日本語の「身体語彙」は日常会話とは違う難しさがあります。

特に、手・腕・肩・指、足・膝・腿・かかとなどは細かい使い分けが必要です。

また、「首」と「のど」、「背中」と「腰」、「お腹」と「胃」のように、似ているようで違う意味になる日本語もあります。

 

現場でのおすすめ学習法:

  • イラスト付きの「身体語彙カード」を作って、朝礼で11つ紹介
  • 身体のパーツを使った「介護しりとり」や「指差し確認ゲーム」などのミニゲーム
  • 実際のケア中に「ここは◯◯といいます」と声をかけながら教える

身体に関する言葉を正しく使えるようになると、介護の質も上がり、本人の自信にもつながります。

「言葉のケア」もまた、大切な支援のひとつ。言葉を通じて、より安心・安全なケアを目指しましょう。

今後も、介護現場で役立つ情報や、外国人材の育成・定着に関するヒントをお届けしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

閲覧ランキング