2022年の振り返りと介護ベットについての勉強

特定技能研修について 2023.01.23

2022年の振り返りと介護ベットについての勉強

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読者の皆さんこんにちは、介護特定技能研修講師・主任ケアマネジャーの田端です。今月もこの文章を読んでいただきありがとうございます!

師走を迎えいよいよ寒さが本格的になってきましたね、私の住んでいる愛知県の隣にある岐阜県では、降雪の予報も出てきておりケアマネジャー業務に天候の影響を注意する季節になってきました。もっと雪がよく降る地域のケアマネジャーは、独居の高齢者の家の屋根の雪おろしや周辺道路の雪かきなども生活上の問題点としてあがってくるという話も聞いたことがあります。高齢者の生活を守ると言うのは、あらゆる方面に注意を払う必要があります。年末年始に急遽サービス調整に追われる・・なんてこともケアマネあるあるです。

介護現場においては新型コロナ第8波の影響が出てきており施設でのクラスターの報告や休業の連絡等が増えてきて、ケアマネジャーとしても再び気が抜けない時期になってきております、どうか皆様改めて感染対策を徹底して乗り越えていきましょう。

2022年を振り返る

皆様の2022年はどんな年でしたでしょうか? 世間のニュースではどんな事柄が印象に残りましたか?
少し仕事の手を止めて振り返ってみてはいかがでしょうか。気になった事柄に紐付く自分の感情を確認すると、自身の内面を覗くことができますよ。 主な2022年のニュースを挙げてみますと・・
↓↓↓
ロシアによるウクライナ侵攻
北京冬季オリンピック開催
安倍晋三元首相銃撃事件
参院選、改憲勢力「3分の2」維持
成人年齢の引き下げ 18歳に
ヤクルト村上宗隆56号、
王貞治の記録抜き日本選手最多ホームラン
物価高が生活直撃
サッカーW杯開催

みなさんはどのニュースが印象に残っていましたか?
私にとっての今年の重大ニュースは次のパートでお伝えしたいと思います。

【介護保険制度】改定への動向を解説

今年は2024年度の改定に向けての議論が活発に起きました、様々な案が議題にあがりましたがケアマネジャーに関する改定は反対意見が多く噴出し見送られた物がほとんどで安堵しています。

ただまだ余談を許さない物もあり2023年に入っても動向を注視する必要があります。

主なニュースを解説してみたいと思います。

介護保険の利用者負担の引き上げ、判断を異例の先送り 政府決定 来年夏に結論

利用者負担の引き上げ(2割負担の対象拡大)について、政府は結論を来夏に先送りする方針を決めた。年内に方針が定まらないのは極めて異例。物価高騰が国民生活を直撃するなか、関係者から強い反発の声があがっていた経緯がある。

現在介護保険の利用者負担は原則1割となっております。(収入がある程度ある方は2割や3割になる場合あり)これが2割に引き上げられると、単純に利用料がこれまでの倍になります。利用者本人からすると負担が増えるので、介護保険のサービスの利用を控える動きにつながると予測されており反対意見が多くあがっています2023年夏に結論を先送りとなりましたが改定前に結論を先送りするということはその時には引き上げが決定することが予想されます。

“要介護1と2の保険外し”、次の制度改正での見送り決定 厚労省 2027年度の実施を検討する方針

要介護1と2の高齢者に対する訪問介護、通所介護を市町村の「総合事業」へ移す構想は、関係者の抵抗もあって今回は見送りに。厚労省は「2027年度の制度改正までの間に結論を出す」との方針を明示した。

総合事業へ移行すると市町村の予算の範囲内でのサービス提供に限られるおそれがあり、デイサービス事業所は収入の減少が予想されるため大反対しています。こちらは次々回の改定に向けて検討が進められていきますが予想される収入減をどう補填していくかが焦点になりそうです。

ケアプラン有料化、見送り決定 厚労省 2027年度の実施を検討する方針

居宅介護支援のケアマネジメントで利用者負担を徴収し始める案も、同じく関係者の反対が大きく見送りに。厚労省はこのテーマについても、「2027年度の制度改正までの間に結論を出す」との方針を示した。

こちらは我々ケアマネジャーの業務にも大きく影響してくる改定です。

もちろん私の意見は反対です。

ケアマネジャーの主な仕事内容は相談支援業務です、相談に乗ることが有料になると気軽に相談できる関係性が崩れてしまうのではないかと懸念しています。また有料化になるとケアマネジャーの利用控えにもつながり、ひいては介護保険全体の利用控えにつながると考えます。

また仮に有料化となった場合の徴収方法などの事務負担が居宅介護支援事業所に増えた場合、それをこなせるだけの事務員が配置それている事業所は多くなく、業務負担が増えてしまいます。

本来のケアマネジメント以外の業務負担がこれ以上増えることも反対理由のひとつです。

介護用ベッド

介護の勉強会は、今回初めての試みとして介護ベッドの紹介と使い方の説明を行いました。

以前から介護の仕事に就いた場合によく使うことになる道具の解説をする回を行っており、これまでは車椅子やとろみ剤や紙おむつ、パットを紹介してきました。

毎回この内容は初めて見る介護用具に興味深々となっている受講生の表情を見るのが教える側としては大きな喜びを感じていました。

これまで、介護ベッドは普段の生活の中で使うベッドとは使う目的や機能が大きく異なり、介護の仕事で重要な役割を果たす道具ですが、大きさの問題もあり実物を紹介することはできませんでした。

しかし、最近はオンラインでの開催となっていることと、今回知り合いの介護教室をご好意で貸していただけることになり、紹介することができました。

介護ベッドのギャジアップという操作の仕方や車イスの操作の場合必ずブレーキをかける、フットレストに足を置く、という大事な基本の部分を中心に解説しました。

オンラインでしたのでスマホをビデオカメラのようにして使うなどの工夫を組み合わせ、より臨場感がある形式で介護用ベッドの使い方、利用者の起居動作の手伝い方、それに伴うリスクを伝えることができました。

今年も介護の勉強会はさらなるブラッシュアップに励み、1人でも多くの人が介護の現場で活躍することを願います。仕事に就いてからのさらなる勉強のお手伝いができることも目標にしたいと思います。

これからの日本の介護は、日本人、特定技能外国人が心を一つに支えていかなければなりません。新型コロナウイルスが落ち着けば、恐らく外国人の介護職が急増します。

数を増やすだけでなく技術を伝えるだけでなく「心」を伝えて行きたいとあらためて考えました。

これからも私たちの試行錯誤の中から見えてきたものを発信していきたいと思います

よろしくお願いいたします

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