師走に1年を振り返り来年へのセルフマネジメントを立案してワクワクしよう!
外国人労働者特定技能特定技能「介護」支援活動特定技能研修について 2024.12.25
ごあいさつ
読者の皆さんこんにちは、介護特定技能研修講師・主任ケアマネジャーの田端です。
今月もこの文章を読んでいただきありがとうございます。
早いものでもう師走ですね、日本では年末年始は家族と過ごす、あるいは帰省をするなど、人々が集まり賑やかな時期ですが、最近勉強会に参加いただくことが増えてきたインドネシアの方々に聞いてみますと、家庭によりますが、年末はクリスマスから有給休暇の取得が推奨され新年1月1日にはパーティーをするそうです。日本のお正月にあたるイベントは断食をするラマダンが終わってレバランというイスラム教の祝日の際に家族や親戚が集まって盛大なお祝いをするとのことでした。日程が違うことや食事の内容以外にはお祝いの仕方や家族が集まることなど、日本と大きくは変わらない印象でした。
やはり年が変わるということを祝う気持ちは国を越えて共通しているのだと感じました。
さて、タイトルにある通り、この時期は今年1年を振り返り、それを踏まえて来年の目標計画を立案する良いタイミングの時期です。
我々ケアマネジャーは普段ご利用者様のケアプランを立案していますが、自分自身にもプランが必要だなと感じることが多いです。 皆さんもぜひ1度自らをマネジメント、という視点で見つめ直し、自らに必要なのは何か?それを手に入れるためには、どのような行動が必要か?目標・目的という言葉を今一度噛み締めながら計画を立ててみてください。
きっと新しい1年が楽しみになるワクワク感が湧き上がってくると思います!
今年の振り返り
今年を振り返ってみると、私の担当する介護勉強会においては、勉強会を経て無事就職した方が介護福祉士の資格取得を目指して実務者研修に挑戦することが始まりました。
外国人向けの実務者研修や介護福祉士試験対策などを開講してくださるスクールと提携することができ、勉強が本格的にスタートしました。 就職がうまくいくように、というサポートから仕事を始めてからのサポートをさらに充実させることができて誇らしく思います。
実は介護福祉士試験は毎年1月に行われてますので、このコラムが掲載されている頃には、試験に向けて最後の追い込みに勉強に励んでいる方が多い時期かと思います。インフルエンザや新型コロナなどの感染症対策を万全にして体調を整え、試験当日を迎え無事合格してほしいを願うばかりです。
また今年の話題としてはやはり4月からの介護保険法の8回目の改正に触れないわけにはいきません。
今回の改正では、介護職の外国人労働者受け入れの拡大や
介護資格の取得支援も明示されております。ますます必要性が高まる事を実感しながらさらに介護教育の充実を図っていきます。
介護における地域について
介護という仕事は地域との縁を意識することがとても大切です。介護保険法上でも介護施設と地域との関わりも定められています。先に述べた今年度からの改正でも
地域ごとに、外国人介護職員の受け入れ体制が整備される予定です。例えば、地域の介護施設で外国人労働者の受け入れを促進するためのガイドライン作成や、外国人スタッフ向けの生活支援や相談窓口の設置が進められます。また、文化や習慣の違いによる問題を解決するための多文化共生の取り組みも強化される予定です。
特定技能で来日する外国人の方は勤務する施設の近くに住むことにもなり、おのずと地域との関わりを意識することになります。ここで今一度介護と地域の関わりをひもといてみましょう。
特定技能で来日する外国人の方々も、地域社会の一員として、介護の現場で活躍しています。彼らが地域に溶け込み、地域住民との交流を深めることは、地域社会の活性化にもつながります。例えば、地域のイベントに参加することが挙げられます。
地域包括支援ケアとは、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、医療、介護、予防、生活支援サービスなどを一体的に提供する仕組みです。
介護施設は、この地域包括支援ケアの中心的な役割を担っており、地域住民の様々なニーズに応えることが求められています。この事を外国人の方にも知識として備えてもらいたいと考えています。