梅雨が明けて夏の始まり! 「思いやり」からコミュニケーションを深めよう!

介護外国人労働者特定技能特定技能研修について 2024.07.29

梅雨が明けて夏の始まり! 「思いやり」からコミュニケーションを深めよう!

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燃えるように暑い時期ですが、皆様健やかにお過ごしでしょうか。

読者の皆さんこんにちは、介護特定技能研修講師・主任ケアマネジャーの田端です。

今月もこの文章を読んでいただきありがとうございます。

6月5日に熱田まつりがありました。

熱田まつりは約1,000年前から開催されている熱田神宮で最も重要で荘厳な祭典です。

夕方からはまきわら提灯に献灯されて熱田神宮公園から花火が上がり、名古屋の夏の訪れを告げるお祭りとして市民に広く親しまれています。

皆さんのお住まいの地域でも7月や8月に花火大会があると思います。

毎年同じ時期に開催される花火大会は、開催時期によっては夏の始まりや終わりを感じる風物詩だと熱田まつりの花火を見ながら考えました。

熱田まつりの花火で夏の始まりを感じると、ネパールにも花火はあるのかな?と思い聞いてみました。

光の祭りとも称される『ティハール』の期間中に、日本の噴出式の打ち上げ花火のようなものや爆竹を鳴らしたりするそうですが、原則は花火自体禁止で警察に見つかると怒られるそうです。「多分、銃声に似ているからダメ」と話され、ここにも文化の違い、国の状況の違いを感じました・・

日本各地で梅雨明けとなり連日の猛暑日の予想や熱帯夜のニュースを見ることが多くなりました。

今年の夏も暑くなりそうですね。

熱中症の対策を行いながら、長い夏を元気に過ごしましょう!

違いを知る、ということ

「みなさんと高齢者の方とはどんな違いがあるでしょうか?」

最近の勉強会で繰り返しお伝えし考えてもらうようにしている言葉です。

これを考えることが介護の仕事を理解する入り口になると思います。

同じ空間にいても、動き回っている若いスタッフと高齢者では感じている室温が違うことがあります。

一般的に、高齢者は筋力や持久力が低下し、代謝速度が遅くなるのでエネルギー消費が減ります。

筋肉量の違いや動く量の違いで、同じ空間にいても「寒い」と感じている高齢者の方は意外と多い印象があります。

読者の方の中には、高齢者体験セットなどを使って、疑似体験をしたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか?

その時、身体の動かし方や、視覚や聴覚などどのように感じられたでしょうか?

「思いやり」=相手の立場になって考えることは、自分と他人の違いを知ることが出発点となり、寄り添う気持ちが大切です。

今、介護や介助が必要な方々も、以前は自分たちと同じかそれ以上に動けていたことに思いを巡らせて、当たり前にできていたことに誰かの手を借りることがどのような事なのかを考えながら手助けができるといいですね。

そのように考えることの大切さを勉強会では繰り返しお伝えしています!

メモ帳のオススメ

同じく勉強会で繰り返しお伝えしている事で「メモの取り方」があります。

介護の仕事ではメモを取ることが大事ですから、勉強会の最中も必ずおぼえておきたい言葉や内容が出てきたらメモを取る練習をしながら聞いてくださいね、と説明しています。

ではどうして仕事中にメモを取るのか?と聞かれたらなんて説明しますか?

介護の仕事は、利用者様のその日の状態の把握や、利用者様一人一人に合った介助方法や誘導の仕方、働くスタッフの間での連絡事項など記録する事柄や覚えておかなければならないことが多くあります。

そして、その日行った仕事を記録として残すことも介護保険法により義務付けられています、つまり毎日の業務には記録を書く時間というものが存在するのです。

記録の内容として利用者様の血圧や体温、食事の量や排泄時間などの情報を記載する必要があり、それらをすべて覚えておいて後で思い出しながら記録を書くことは大変難しいので、記録に必要な情報やその瞬間に覚えておきたい事柄、他のスタッフに伝える必要があると思ったことはメモを取ることが大切です。

人が覚えた事をどのくらいのスピードで忘れていくかという有名な実験によると、1時間後に約50%忘れ、24時間後には約70%、一カ月経った段階ではほとんど記憶に残っていないそうです。

脳は入ってきた情報のほとんどを忘れるようにできていて、「忘れる」ことを前提にメモを取り、大切なことは記憶を定着させる必要があります。

介助の方法や利用者様の反応などをメモ帳に書き、振り返りの時間を作ることで気付いた事や学びを言語化することができます。

そして、繰り返し復習することで長期記憶になり仕事の効率化にもつながります。

人は学習して1日後には約70%忘れます。24時間以内に1回目の復習をすることが記憶を定着させるためには大切です。

ぜひ、メモを取ったことを適切なタイミングで復習し、いつでも取り出せる記憶をふやして下さい。

私がお勧めしたいのは、リングファイルと呼ばれるメモ帳です。

ページを開いたままにできるのが便利で、メモ帳を見返すときに両手が空きます。記録物の転記や振り返りの学習がしやすいですし、メモを取る時は手のひらに収まるサイズになるので愛用しています。

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